一抹の不安があったため、全部掘り出して最後の世話をしたお話です。
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前回のお話
1. カブトムシの幼虫が蛹になる前の最後の世話をしてみる
・ 幼虫の蛹化の特徴
前回、野生の幼虫4匹を投入し、後は羽化するまで放置しようと思っていた。幼虫の蛹化のプロセスを調べてみると、固い部分の上に蛹室を作る習性があるらしく、飼育ケースの底や側面に蛹室を作成することが多いらしい。
・ マルカンくぬぎ昆虫マットは水が貯まる
我が家の飼育ケースにはマルカンくぬぎ昆虫マットが入っているのだが、このマットは保水性が無く、加水すると水が底に貯まってしまう。よって、我が家のケースの底にはいつも水が貯まっているのである。表面は乾燥してカラからなのに。
そんなわけで、幼虫が蛹室も作りたくても、底に水が貯まっていると蛹室が作れないのではと一抹の不安を感じ始めた。
そこで、長男が熱を出して会社をお休みした5月中旬、意を決してマットをほじくってみることにした。
・ 幼虫探索
実はもう蛹になっちゃっている可能性もあるので、砂場遊び用の幼児スコップで慎重にマットを取り除いていった。![]() |
ケース上部の乾燥したマット部分には全然いない。
実は蛹室を作る場所が見つからずに全滅しちゃったんじゃないかと焦る。
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いたっ |
蛹になる気配すらない。
とにかく幼虫飼育は姿が見えないので張り合いがない。
せっかくだからこいつはペットボトル飼育にして羽化するまでを観察することにした。
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サンガリアの炭酸水のペットボトル |
ちょっと狭そうだけど、住めば都だろう。
残りの幼虫は底付近の水分量が多い場所に密集していた。
全員元気だったが、蛹化の気配も無くピチピチ。
掘っていて気付いたが、マット下部は水分が多いせいか、かなりひんやりしている。
蛹になるのは気温が25度前後らしいので、うちの環境は温度が低すぎるっぽい。
2. 本当に最後の羽化環境整備
とりあえず全員の無事を確認したところで、快適に蛹になってもらうため、環境改善。強固な蛹室作りのためには黒土を入れるのが良いらしいが、まだ未使用のマルカンくぬぎ昆虫マットもある状態で新たなマットなど買ったらワイフに殺されるので、ケースの底5センチくらいを手で押し固め、その上にマットを流し込んだ。
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下部をパンパンに押し固めた |
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恐るべし、バイオくち木ブロック。
続編

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