マットがカビだけらになったり、キノコバエが大量発生したり、アメリカミズアブの幼虫が大量発生したり、まったく食べないマットを買っちゃったりで、30匹ほど生まれた幼虫が春までに3匹に。
昨年の記録
ダイソーの昆虫マット→マルカンくぬぎ昆虫マットでカブトムシが羽化したお話
今年は昨年の反省を踏まえ、万全の体制でカブトムシ飼育をしたいと思います。
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1. カブトムシを飼育しよう2018 ①産卵準備
今年羽化をした成虫は7匹。そのうちメスは1匹でした。。。メスが1匹ということで、失敗は許されません。
・ 成熟したメスじゃないと産卵できない
カブトムシやクワガタは羽化しても体内の器官が完全に出来上がっていないらしく、エサも食べず、更にはエサを食べるようになって1、2週間しないと交尾ができる身体にならないと言われています。交尾が出来るようになった状態を成熟というようです。
しかし、 異を唱える人もおり、ただでさえ天敵の多い自然界で、2週間も交尾ができなければその間に捕食され、カブトムシはすでに全滅してるという人もいます。
自分で地上に出たらすでに成熟しているという意見もあります。
・ オスとメスの別飼育
オスとメスを同居させると、メスを取り合ってケンカしたり、乱交状態になってメスが弱ってしまうため、完全別飼育をしています。昨年ダイソーのマットやコバエなどで大変な目にあったので、今年はマットを使わず、ハスクチップでの飼育。
オスも最大で3匹までの同居にし、3つのケースで計7匹を飼育しています。
・ メスの成熟確認
メスが羽化したのは6月26日。しばらくはエサを食べないといわれているのを尻目に、初日から昆虫ゼリーに顔を突っ込んでガンガン食べてる。
そして夜になるとブンブン飛び回る。
エサを食べて飛ぶようになれば成熟していると説明しているサイトもあり、このメスは蛹室で十分にスタンバって十分に成熟したのではないかと思うくらい元気いっぱい。
それでも今年は万全の体制で飼育するため、ペアリングは羽化から1週間は待ってみることにしました。
・ ペアリング
羽化してから6日後の7月3日。メスのケースにオスを投入してみることにしました。
6匹のオスからどれを選ぶか。
血統を重視するなら、一番大きくて喧嘩っ早い76mmの赤色カブトで子孫を増やしたいところですが、その赤色カブトにいつもいじめられて背中が穴だらけになっているかわいそうなオスをお婿候補にすることにしました。
せめて良い思いをさせてやりたい。
オスをメスの隣に置いてみると、一瞬でメスに飛び乗り、激しくピストン運動。
ケンカは弱いくせに手は早い。
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覗きを気付かれないように赤いランプで |
メスも嫌がる様子もなく身を任せている。
ケンカは弱いくせにテクニシャンらしい。
翌朝、ケースを見てみると、仲良くエサを食べている。
ここで引き離すのはかわいそうなので、この日はこのまま同居。
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「昨日は良かったよ」とか言ってる |
夜になってケースを見ると距離を置いていたので、オスはまたいじめっ子のいるケースに戻ってもらいました。
・ 産卵前の栄養補給
メスは一度産卵を始めると1週間くらいマットに潜りっぱなしで卵を産み続けるらしい。そのため、交尾が成功していれば、産卵前に2,3日ぶっつづけでエサを食べ続けるとのこと。
我が家のメスも交尾後からひたすらエサを食べ続けているので、交尾は成功したと判断。
後は産卵をしてもらうための産卵セットを作ります。
・ 産卵セットの作成
産卵セットとは、メスが産卵をするための環境を整えた飼育ケースです。ハスクチップでは産卵をしないので、発酵マットを用意する必要があります。
・ 発酵マットとは
発酵マットというは、朽ち木や落ち葉などが腐敗し、パウダー状になった土です。カブトムシの幼虫は葉や木が腐敗して発酵した物を主食とするため、メスは発酵マットに産卵をします。
昨年、ダイソーの昆虫マットと、マルカンのくぬぎ昆虫マットで大失敗をしたので、今年は評判の良いSANKO 育成マットを使ってみることにしました。
・ マットのガス抜き
発酵マットはすでに発酵済みですが、再発酵をすることがあります。再発酵すると熱とガスで幼虫は死亡してしまいます。
産卵中のメスも死んでしまう可能性があります。
マットを袋から出して、刺激臭がする場合、再発酵の危険が高いそうです。
そのため、2、3日攪拌しながら空気にあてる作業をします。
私は昨年これをサボったために、幼虫を20匹ほどポアしてしまいました。
臭いに引き寄せられ、アメリカミズアブやキノコバエが産卵することを防ぐため、洗濯ネットなどでタライを覆いましょう。
私はダイソーの150円のタライと洗濯ネットを使っています。
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タライと洗濯ネット |
・ マットをセット
マットを加水しながらケースに詰めていきます。加水すると再発酵する可能性があるので、加水して3日ほど発熱していないか様子を見るのがベストとのことですが、私は面倒なので、直接加水しながらマットを詰めています。
加水量は、ダンゴを作って水が垂れない程度が良いとされていますが、水が多いとカビが大量に生えたり、保水性の悪いマットだと底に水が貯まってしまうため、私はかなり少なめにしています。
また、ダニの発生を抑制するため、フジコン 昆虫のダニピタクリーンを混ぜています。
カブトムシは固い部分に産卵をする習性があるらしいので、底の5センチは手でマットを押し固め、その上にふんわりと10cmマットを敷きます。
深さが15cm以下だと産卵をしないことが多い(15cm以下だと蛹室が作れないため)らしいので、最低15cmは確保しましょう。
今回産卵用のケースとして使っているアイリスオーヤマ 飼育ランドLLでは10Lのマットでギリギリ15cmを確保できました。
・ 転倒防止材とエサをセット
メスは定期的にマットから出てエサを食べます。マットのみでは転倒したまま起き上がれずに死んでしまうこともあるため、エサの他に、ハスクチップや止まり木もセットします。
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完成! |
・ コバエ対策
最後にコバエ防止用のシートを蓋の間に挟んで完成です。コバエが侵入し、卵を産んでしまうと爆発的に増殖をします。
コバエが繁殖するとマットが劣化して成育に害を及ぼします。
確実に対策をしましょう。
カブトムシ飼育でコバエが発生した場合の対策
・ メスの投入
産卵セットが完成したところで、メスを投入します。交尾が成功し、栄養もたっぷり取れていれば、メスはマット潜り産卵を始めるはずです。
我が家のメスもさっそく潜り、4日間マットから出てきませんでした。
定期的にエサの交換と霧吹きをしながら様子を見ていきます。
続編
カブトムシを飼育しよう2018 ②産卵確認
もうひと袋マット入れた方がいいですよ?
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除実はこの後マットを追加してまして、105匹も孵化してしまいました。