東京産の野生カブトムシをダイソーグッズで飼育し、産卵までいけたので、回想をしながら飼育記を綴っていくことにしました。
大義名分は4歳の息子に自然の摂理を学ばせることですが、飼育が楽しくて仕方なくなったパパの記録です。
いつまで続くやら
序章
子供の頃はご多分に漏れずカブトムシとかクワガタが好きで飼育をしていた。そんな趣味も小学生まで。以降30年近く昆虫飼育とは無縁の生活。
さて、4歳になった息子がクワガタとかヘラクレスオオカブトが欲しいと言い出す。
アンタ去年まで蟻すら怖くて泣いてたじゃないか!
とは言え、父と同じくカブトに興味を持つのはなかなか見所があるではないか。
じゃあ次の休みにカブトムシを採りに行こうと息子に言うと、ヘラクレスじゃなきゃヤダなどと言う始末。
おれ「日本にはいない」
息子「いる」
という押し問答を繰り返す。
捕獲作戦
8月上旬の土曜の朝、10時の開店を待ってダイソーで虫かごと虫取り網を買い、チャリで15分の里山を目指す。ワイフは夜明けくらいに行かないとカブトなんていないと言う。
内心おれもそう思っているが、虫を採りに山へいくという行為自体でワクワクしているのでとりあえず出発。
午前11時という無謀な時刻に里山へ入る。
カブトはクヌギの樹液を吸うことは知っていたけど、実はクヌギの木がどんな形をしているのか知らないので、適当な木をチェックしながらけものみち彷徨うも、樹液が出ている木は無いし、蜂が多くて恐怖で脂汗が吹き出る。
自分よりも息子を蜂から守らないといけないが、息子もビビリなので蜂が怖くてギャンギャン騒ぎだす。
とりあえず、このエリアを離れ、スマホでクヌギの木を調べてみた。
細長くてギザギザした葉っぱをつけているのがクヌギの木らしい。
農耕車用に整備された山道なら蜂も少ないのではと思い、急坂を上ってみる。
しばらく進むとクヌギっぽい葉っぱの木を発見!
しかも樹液と昆虫が!
カブトのメスのような形態。
ビビリで素手で触るのが怖いので、虫取り網で捕獲してよーく見てみると、カナブンみたいな顔をしている。
息子にカナブン欲しいか聞くも、いらないそうなので、藪にポイ。
後で調べると、クロカナブンという品種だった。
初めて見たが、実はけっこうレアらしい。
上を見上げると、数メートル先の木もクヌギっぽい。
気を取り直して次の木へ進むと
お、おお、うおぉぉぉ
カブトのオスがいる!
おれも息子も大興奮。
あまりに興奮してハァハァいいながら写真を撮ったので震えでブレブレ。
実は田舎で育ちながら、野性のカブトを見つけるのは初体験。
道端でコクワガタを見かけることは良くあったけど、カブには初遭遇。
東京でこんな光景を見られるなんて。
すごい!!!すごいものを見ている今ァ!!!!(インディ500の実況をしたGAORAの村田さん調)
もう本当にこんな感じ。
隣にいた蝶にビビッて虫取り網でカブトを捕獲したせいで、カブの爪が網にひっかかり、苦労して虫かごに投入。
感激しすぎてヒデキ感激!と口走ると、息子が「何?ひじき?」とか聞いてくるので、説明不可につきシカト。
感無量状態でぷるぷるしながら隣の木に目をやると
樹液たまりに蝶、カナブン、カブトメス、クワガタメスがいるではないか!
うわぁぁぁぁ
これは夢か・・・
まずはカブトメスを捕まえないといけないが、子供の頃の記憶ではカブトメスは背中に毛が生えていてツルツルして掴みづらいし、オスよりも足がトゲトゲしていて痛い。
今回も虫取り網で捕獲。
こんな時間に山に来てカブのペアをゲットできるなんて。
おれは虫取り名人なんじゃなかろうか。
せっかくなのでクワガタのメスも捕獲しようとしたが、いない・・・逃げられた。
息子がどこにいるの?と聞くので、
「目を離した隙に花京院に食べられちゃったかもしれないね」
と言うと、「何?病院?」 とか聞いてくるので、説明不可につきシカト。
いやー、しかし樹液たまりに昆虫が群がっている光景など図鑑の中の世界かと思っていただけにパニックで写真すら撮れなかった。
まだ探そうと意気込むも、行く手にスズメバチがブンブン飛んでいたので退散。
こんなわけで、東京産野生カブトムシの飼育が始まったのである。
続編
ダイソーの昆虫マットでカブトムシの幼虫は羽化できるのか
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