3年目の正直 ノコギリクワガタを産卵させよう

 ノコギリクワガタを捕まえてからというもの、毎年ブリードにチャレンジしては、1つもタマゴを産まないという憂い目にあっています。

2年間の失敗を踏まえ、今年もチャレンジをしてみました。

 1年目

ノコギリクワガタの産卵は、粒子の細かい完熟マットが良いと言う記事を読み、大ケースにガス抜きと加水をしたマットを7割ほど詰め、交尾を確認したノコギリクワガタのメスを2匹投入しましたが、一つもタマゴを産まずに撃沈。

 2年目

コクワガタの産卵と同様に、1年目と同じ構成のの産卵セットに産卵用の朽ち木を投入したものでチャレンジ。

ところが、この年もタマゴを産まずに撃沈。


 3年目

さて2020年の今年、6月の初めに雑木林で交尾中のペアを2組ゲットし、産卵セットを組みました。

ベチャベチャのマットだと産みやすい?

ノコギリクワガタは水分をたっぷり含んだベチャベチャのマットに産卵するという記事を見かけたので、ケースの底にたっぷり加水した発酵マットを詰め、3週間経った後にケースをひっくり返してみるも、タマゴも幼虫も見当たらず・・・


ガチガチに固めたマットだと産みやすい?

またいろいろな記事を読んでいると、ケースが割れるくらいガチガチにマットを固めないと産卵しないという記述を発見。

というわけで、ケースの4割くらいにマットをガチガチに詰め、その上にふんわりとマットを敷いた産卵セットを組み、2回目のチャレンジ。


ゼリーがまったく減らないので、今度こそ順調に産卵をしていると思い、3週間後にケースをひっくり返すと、またもやタマゴも幼虫も見当たらず・・・

 メスがタマゴと幼虫を食べてしまったという可能性も否定はできないが、カブトムシは毎年1匹で100個くらい爆産しているのに、ノコギリクワガタはこの体たらく。

ノコギリクワガタは黒土にしか産まない?

7月中には孵化までもっていきたかったが、とうとう8月に突入。

もうあきらめようと思っていたが、気になる記事を発見。

それは、ノコギリクワガタは黒土にしか産卵をしないというもの。

かなり眉唾に感じたものの、検索をすると黒土を使うとほぼ産卵するという記事を多数みかけたので、最後の勝負で黒土での産卵セットを組むことに。

黒土の産卵セットを作成

ヨドバシの通販で2Lの黒土という丁度よいサイズを見つけたが、取り寄せになっていたので、ホームセンターへ買いに行くと、黒土は12Lの物しかない。

こんなに必要ないけど、仕方なく買って帰る。

黒土と発酵マットをミックスする記事や、底に黒土を固め、その上に発酵マットを敷くという記事までいろいろあるが、孵化は黒土でして、そこから朽ち木や腐葉土に移動をして成長をするという記事が個人的に腑に落ちたため、黒土と発酵マットの2層式で攻める事にした。

また、メスに幼虫の育成場にもってこいと思わせるため、朽ち木も発酵マットの中に1本埋めてみた。 

ケースの中のメスはというと、潜ったりマットの上を歩き回ったりと、いままでと同じような行動しか見られず。

各種ブログによると、ケースの側面や裏にタマゴが見えてくるとのことだが、待てど暮らせど何も見えず。。。

それでもカブトムシのように見えないところに大量に産んでいることを期待しての2週間後、マットをひっくり返してみることに。


結果は、、、、撃沈。


とりあえず今年も諦めようと思い、メスはハスクチップのケースに入れ、黒土の処分をどうしようか悩むのもつかの間、なんとなくYouTubeでノコギリクワガタの産卵セット作成の動画を視聴。

その動画はダイソーの100円クラスの小さなケースにマット(発酵マット)をガチガチにプレスし、縦に坑道を一本掘り、そこにメスを頭から投入するというもの。

動画では発酵マットと言っているが、かなり粒子が細かくサラサラで土っぽい。

いままで試してきた方法と大きく異なる点としては、ケースがかなり小さいサイズである点と、ハンドプレスを用いてマットを少しづつ何層にもプレスしている点と、最後に縦穴をケースの底まで掘って、そこにメスを押し込んでいる点。

とは言え、格別大きな違いはない。

しかし、本当に最後のチャレンジとして同じことをしてみることに。

今年4度目のチャレンジ開始

まず黒土と発酵マットを5:5くらいにミックスし、握っても水が染み出ない程度に調整。

ハンドプレスは持っていないので、止まり木の両端の平面を用いてかなり強く6層くらいにプレス。

最後にスプーンの柄で縦穴を開け、メスを押し込んだ。

 

産卵確認!

さて翌日の朝、なんとなくケースを見てみると、タマゴが!

奇跡か!

 

この二カ月間まったく産卵をしないメスがいきなり産卵!

小ケースなので、ケースの中でメスに踏みつぶされてはいけないと思い、あわててケースをひっくり返すと、5個も産んでいるではあーりませんか。

かなりのサプライズ。

そこでタマゴはプリンケースに入れ、一回り大きいケースに再度マットをセットし、メスを投入しました。

プリンカップ孵化マシーン

 

 

翌日、組みなおしたケースを見ると、またケース側面にタマゴが見える!

 


まとめ

ハッキリ言って、なぜこの産卵セットだと産むのかさっぱりわかりませんが

  • 黒土には効果が認められそう
  • ガチガチにプレスが必要
  • ケースの側面や底にばかり産むので、ある程度小さいケースのほうが良さそう

どうもこの辺りが肝な感じです。

あとはタマゴがちゃんと孵化することを願います。

 

0 件のコメント :

コメントを投稿