カブトムシを飼育しよう2018 ④完全放置プレーで羽化に成功

前回は1月という真冬なのに室内飼育の幼虫達が活動をしまくったため、季節はずれのマット交換という憂き目に合いました。
2018シーズン最終話、その後の記録です。



前回までのお話
カブトムシを飼育しよう2018 ③幼虫飼育~越冬準備

カブトムシを飼育しよう2018 ④完全放置プレーで羽化に成功 

幼虫の室内飼育から屋外飼育へ

さて、2月も後半になり、寒さが和らいできた所で、玄関で飼育していた幼虫達をベランダに戻しました。
あとは暖かくなり、またマットが糞まみれになるだろう4月後半にでも最後のマット交換をしようかなと思い、ベランダに放置。

春のマット替えをせずに放置

3つの飼育ケースのうち、2個はクリーンケース。
クリーンケースは湿度を殆ど逃がさないので、加水の必要も無く、完全放置。
桜も散り、そろそろ幼虫が活動をするかと思い、ケースをチェックするも、マットが減っている様子もない。
元号が変わって令和になってもほとんど動きが無いため、今回はこのまま完全放置をすることに決定。



さなぎの発見

気候はすっかり初夏、半袖生活が始まっている5月30日、朝起きてケースを持ち上げてみると、ツルっとした物体を発見!
さなぎだ!ちょい感動。
メスかな?


昨年羽化して地上に出てきたのが6月26日だったので、このペースだと今年はもうちょい早いかなと思いながら、さらに放置プレー。

羽化確認

蛹化を確認してから18日後の6月17日、羽化をしたようで厚い装甲が見える。
この調子だとあと1週間ほどで出てくるか?

令和初カブトムシ誕生

羽化を確認してから毎晩ケースをチェック(カブトムシは夜に地上に出るため)
そして5日後の6月22日、ベランダに出てみるとカブトムシ臭が!
ケースを確認すると、うごめくメスを発見!
息子を呼ぶとさっそく手で掴もうとするが、足でひっかかれて退散。

とりあえずダイソーの100円ケースに止まり木といっしょに入れ、しばらくは狭い環境で過ごしてもらうことに。
(大ケースが幼虫達で埋まっているので)

翌朝、昨日のメスをじっくり観察。
ダニもついておらず、健康な完全体。
ちょい毛深いけど。
毛深い


幼虫ケースを確認すると、マットに穴が2つ開いている。
どうやら他にも地上に出たやつがいたらしい。

誕生ラッシュ

その翌日から日曜3匹、月曜5匹、火曜7匹、水曜10匹と、毎晩大量のカブトムシが湧き出てくる。
さすがに3日目の時点で15匹となり、飼育不可能なので、泣く泣く雨の中公園へ放しに行く。
それからもコンスタントに誕生し、金曜の晩までにトータル27匹が誕生。

マットから掘り起こす

36匹の幼虫を飼育していたので、全員羽化していればまだ9匹残っているはず。
週をまたいでまた毎晩誕生を待つのはめんどくさいし、幼虫ケースも早くからっぽにしたいので、マットをひっくり返して成虫を掘り起こすことに。

まだ蛹のやつもいることを考慮し、人工蛹室用のトイレットペーパーも用意。
いざ開放!
ケースをひっくり返し、勢い良くマットをタライにぶちまけてみる。
メスばかりがポロポロと出てくるが、3つのケースから出てきたのはメス4匹と、ツノに脱皮時の皮の残し、羽化したてと思われるオスが1匹。
マットをの中を良く探すと、蛹になりかけてくたばったような物体が4つほどありました、南無。
掘り起こした最後の精鋭達


というわけで、2018シーズンは36匹の幼虫が32匹成虫になるというかなりの高打率を記録。
ちなみに2017シーズンは 23匹の幼虫が春までに3匹になったことを考えると大成功でしょう。
やはりマットの選定は大事です。SANKOの育成マットは産卵から羽化まで本当に間違いなし!

まとめ

2シーズンにわたってカブトムシのブリードをしましたが、気付いた点をいくつか。

成熟期間などない

いろいろなサイトを見ると、カブトムシは成熟しないと交尾ができないと書いてあることが多いです。
成熟の見極めとして、エサを食べるようになる事と、羽を広げて飛ぶようになる事が書いてあることが多々あります。
しかし、わが家のカブトたちを見る限り、地上に出てきたらすぐに飛ぶし、エサも食べるし、交尾もします。
(地上に出てきた瞬間にメスに飛び乗って腰を振ってるし。。。)

そうそう、交尾と言えば、見た目はメスなのに毎晩のようにメスの上に飛び乗ってエア交尾をしているメスがいます。
関節をギューギュー鳴らしながら交尾をしている様はまるでオス。
今流行りのLGBTなのか。。。

自力で地上に出たきた固体は成熟済み

というわけで、たぶん蛹室で羽化し、そこで成熟したら地上に出てくると思われるので、説明書きにあるような、エサを食べ初めてから1~2週間で成熟するというのはちょっと信じられません。
そもそも、地上に出てから何週間も交尾ができないような生物が天敵の多い森の中で子孫を増やしていけるとは思えません。
(あくまで俺論)


とりあえず2018シーズンは終了しましたが、2019年もブリードをするかは未定です。


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