コクワガタを道具を使わず簡単に捕まえる方法

5月下旬、初挑戦にしてわずか10分たらずでコクワガタ3匹を捕まえました。
(4匹いたけど1匹は逃げられた)

トラップ等を使わなくてもゲットできたので、その方法を説明します。

※2018.6.26 記事に追記をしました(最下部)

 

コクワガタを道具を使わず簡単に捕まえる方法

コクワガタを捕まえやすい時期

コクワガタは越冬をします。
そのため気温が20度を超えたくらいから越冬組が活動を始めるので、5月には見られるようになります。
6月になると他のクワガタやカブトムシも活動を始めるため、コクワガタのみ捕まえたい場合は5月がお勧めです。

コクワガタを捕まえやすい時間帯

コクワガタは昼間でも活動をしていることが多いですが、夜のほうが活動的です。
明るい時間帯はスズメバチも多いため、狙い目はスズメバチが活動をしない19:30~4:00です。

コクワガタを捕まえやすい場所

一番効率の良いのは、なんといっても樹液に集まっているのを捕獲すること。
樹液が出ていない木にはまずいません。
ですので、クヌギやコナラなど、どんぐりの木が多い雑木林や、タチヤナギの生えている河川敷です。

コクワガタ捕獲実践記

上記を踏まえ、5月の下旬に捕獲作戦を実行しました。

下調べ

家の近所に雑木林も河川敷もありますが、河川敷は背の高い雑草が生い茂り、タチヤナギまで行くことが困難なのと、樹液が高い位置から出ている事が多く、暗闇での捕獲は困難なので雑木林狙いにしました。
雑木林は数多くありますが、公園に隣接し、遊歩道などが整備されてアクセスのしやすい場所を選びました。
整備された雑木林

まずは昼間に樹液の出ている木を探します。



樹液の出ている木を探す方法

樹液は独特の甘酸っぱい匂いがするため、鼻の良い人なら付近を通りかかれば気がつくかもしれません。
匂いで探すのは敷居が高いので、その他の方法としては、ジャノメチョウやスズメバチなど、樹液を求めて飛んでいる昆虫を追うことです。
特にジャノメチョウはゆっくりヒラヒラと舞うので、後を着いていけば、たどり着ける確率が上がります。
樹液を吸うジャノメチョウ

樹液の出ている木を見つけたら

樹液の出ている木を見つけたら、場所を忘れないようにしましょう。
根元から樹液を噴出すコナラ

夜の雑木林は真っ暗なので、昼間では簡単に識別できた場所も、夜の別世界ではなかなか昼間見つけたポイントが分からない場合があります。。

運がよければ、昼間でも樹液を吸っているコクワガタに出会えるかもしれません。
ここでコクワガタがいなくても、根元や木のうろ(木の皮の隙間や穴の中)に潜んでいる可能性があるので、根元を軽く掘ったりしてみましょう。

また、クワガタは振動を感じると手足をたたんで死んだフリをします。
木に蹴りを入れると落ちてくる事もあります。

コクワガタ捕獲開始

子供と共に20時に自宅を出発、車でわずか10分の公園駐車場に車を停め、徒歩5分の樹液デパートへ。
右手には懐中電灯、左手には虫かごという超軽装です。

雑木林の中は本当に暗闇なので、足元を懐中電灯で照らしながら慎重に進みます。
地面の所々にカナブンやらマイマイカブリがいますが、基本的に虫嫌いなので良く見ないようにして進む。

真っ暗闇のせいで昼間見つけた樹液デパートの場所がわからなくなりながらも、遠回りをしてなんとかたどり着きました。

懐中電灯を照らすと、いくつもの光る目が。
良く見るとボクトウガの複眼。ボクトウガの複眼って光るのね、知らんかった。
昆虫がいっぱい

とりあえず目に入ったのが、ボクトウガ、カミキリ、キマワリ、ケシキスイ。
この木は幹の外周すべてから樹液が溢れているので、光を回していくと、コクワガタの姿が!
即座に手を伸ばしてゲッツ。興奮して心拍ダダ上がり!

更に光を回していくと、直視できないほどの大きさのオオゲジがジャノメチョウを捕獲している。
目測で15センチのオオゲジゲジ。竹細工かと思うくらいのぶっとい足をしている。

そいつは見ないようにして木の幹に光を当てていくと、更に3匹のコクワガタを発見。
1匹は逃げられたので計3匹をゲット。
なぜか全員オス。
コクワガタを道具を使わず簡単に捕まえる方法
とりあえず去年の残りの昆虫ゼリー

コクワガタを捕まえるコツ

今回、4匹発見したうち、1匹は逃げられました。
コクワガタは強い光を当てたり、振動を察知したり、手を近づけると手足をたたんで死んだフリをしたり、隙間に隠れてしいます。
隠れたり、死んだフリで落下してしまうと暗闇では探すのが困難になります。

暗闇では懐中電灯を照らす必要がありますが、照らした瞬間に落下したり逃げたりするので、対策として赤い光を当てましょう。
昆虫は赤い光には鈍感なので、照らしてもなかなか気付きません。
お勧めは赤色LEDを搭載したヘッドライトです。
ヘッドライトなら両手が使えるので、捕獲率がグッと上がります。
以下の製品などお勧めです。

まとめ

というわけで、初めての捕獲作戦で3匹もゲットできるというできすぎた結果になりました。
1つの樹液場だけでこの結果なので、バナナトラップとか仕掛けたら入れ食い状態になりそうですが、これ以上昆虫を増やしたらワイフに怒られそうなので、後はコクワのメスを探す程度にしようかと思います。

今回はたまたまヤバイ系の虫はゲジくらいでしたが、これから暑くなるともっとヤバいのが出てきそうなので、虫嫌いなおれにはこのくらいが限度かもしれません。

とにかく、昼間に樹液の出ている木を探しておけば、夜には高確率で発見できると思います。

追記:2018年6月26日

その後も何度も採りに行き、いろいろと発見があったので記載します。
気温が25度を超える日だと1つの樹液場に10匹ものコクワがいることも珍しくありません。

クワガタはペアとなったメスを守る

クワガタは交尾したメスを守る習性もあるようで、オスとメスで仲良く並んで樹液を吸っていることもあります。

クワガタは1km先のメスの匂いを嗅ぎ分ける

オスとメスを別々のケースで飼育しているのですが、夜になるとオスがメスを求めてケースから脱出しようと爪で引っかきまくります。
ある日、メスのケースの上にコクワガタが乗っていたので、掃除の時に知らぬ間に逃げたオスだと思っていましたが、オスの数を数えると1匹増えている。。。
どうやらメスの匂いを嗅ぎつけてマンションのベランダまで飛んできたようです。

後で調べてみると、クワガタは1km先のメスの匂いを嗅ぎ分けるとか。
我が家のベランダはマンションの中庭に面しているので、外から飛んでくるのは非常に大変なはずですが、見上げた生殖本能です。

6月下旬になるとコクワが激減?

気温が20度を超える4月から越冬組のコクワが活動を開始し、6月中旬には最盛期を迎えていましたが、夜でも気温が25度を超える6月下旬になると、大型のノコギリクワガタや早熟のカブトムシが樹液デパートにやってきます。

コクワガタは駆逐されたのか、身を潜めているのか、まったく見られなくなりました。
コクワガタの採取は4月下旬から6月中旬がベストなようです。
カブトムシとノコギリが大量に




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