狭い我が家ではケースの上に物を置かれる事も多く、カメラやレンズの出し入れが非常に面倒。
除湿剤も消耗品のため、2台のケースの湿度管理も余計な労力。
ワイフにお願いをしてようやく防湿庫をゲットしました。
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1. TWAIPOの防湿庫 AB-102EMを買ってみた
・ スペック
スペックとしては以下型式:AB-102EM
本体外寸:W380×D390×H754mm
本体内寸:W376×D360×H700mm
有効容積:102L
消費電力:約7W
定格電圧:AC 100V
定格周波数:50/60 Hz
湿度表示:25%~90%RH
常用湿度:30%~50%RH
・ 特徴
この機種、型式で検索しても情報が全然ヒットしない。TWAIPOというメーカーらしいが、公式サイトも見当たらない。
色々調べた結果、 以下のメーカが製造し、様々なOEM製品があるらしい。
珠海爱宝电器有限公司
TWAIPOはアイポと読むらしい、TWはいらなくね?
TWAIPOの他にOEMとして、HOKUTO(HB-102EM)、ABmcdc(AB-102EM)など、ロゴが違う製品がたくさんあるようだ。
製品情報は細部までの写真付きで、以下に詳しく書いてあった、
中国語だからよくわからんけど。
AB-50EM,大型防潮箱,珠海爱宝电器有限公司,珠海爱宝电器有限公司
・ 大手メーカー製品との違い
防湿庫といえば、国内メーカーの東洋リビングやトーリハンが有名。しかし、同サイズの製品だと価格が2倍ほどと手が出しづらい。
大手製品と格安メーカーの大きな違いは除湿方式。
大手は乾燥剤式、格安メーカーはペルチェ式を採用している。
・ 乾燥剤式とは
電子ユニット内にある乾燥剤ににより、除湿を行う方式。
吸水した乾燥剤は加熱をして再処理するため、半永久的に除湿性能を保つことができる。
・ ペルチェ式とは
ペルチェ素子を冷却することで水分を結露させ、それを吸湿剤により庫外へ排出することにより除湿をする。
ペルチェ素子は耐久年数が10年程度であるため、いずれ除湿効果がなくなる。
耐久性を考えると、乾燥剤式だが、倍もする値段の物はワイフの説得が無理なので、壊れたら除湿剤を入れればいいやという安易な考えでこの製品を購入した。
つーか、除湿ユニットだけ保守部品として売ってくれればいいのに。
2. 使用レビュー
それでは実際に使用をしてみたレビューです。・ 見た目
ロゴは非常にダサい。![]() |
激しくダサい |
上部には7セグによる温度・湿度表示とLEDのスイッチ、設定ボタンがある。
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LEDの点灯はこんな感じ
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真っ暗でも大丈夫 |
・ 棚のサイズ感
棚は4段あり、すべてクッション材が敷かれている。4段目以外は引き出すことが可能。
2段目のクッション材はレンズが横置きできる溝が3列掘られている。
・ 1段目
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カメラを6台ほど入れる事が可能。
カメラはD7000とD610。
高さ的にバッテリーグリップを付けたままで置く場合は、液晶を下にして寝かせる必要がありそう。
・ 2段目
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レンズ用のクッションなのでレンズを収納。
写真のレンズは、左奥から
・AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDこれだけ入れても全然余裕。
・AF-S Micro 60mm f/2.8G ED
・Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D
・AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
・AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR
・AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
・ 3段目
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こちらもレンズを入れてみた。
写真のレンズは、左奥から
・Ai Nikkor 105mm F1.8Sまだまだいける。
・AI Nikkor 50mm f/1.4S
・TOKINA AT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4
・AI Nikkor 35mm F2S
・シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
・ 4段目
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引き出しが無くアクセスが悪いので、普段は使わないものを中心に。
AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-EDとFM2/Tを入れてみた。
・ 除湿性能
設定はデフォルトの40%戸を5分も開ければ湿度表示が跳ね上がるが、戸を閉めて10分もすれば40%になる。
除湿性能は高いようだ。
ただ、除湿センサーの精度については疑問が残る。
湿度が40%表示の時、中に入れておいたアナログの湿度計は48%あたりを指している。
問題はどちらの表示が正しいのかということ。
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ダイソーの湿度計 |
アナログの湿度計はダイソーの湿度計なので誤差は大きそう。
まあ、+-10%くらいの誤差はあると思っておけばいいか。
・ その他
動作音はまったくせず、静かそのもの。ガラス戸には取っ手が付いているが、子供にいたずらされたくないので逆付けして庫内に取っ手がある状態にしている。
問題は操作ボタン、ちょうど子供の手の届く場所にあるので、そのうちおもちゃにされそう。
チャイルドロックがあれば最強なのだが。。。
3. まとめ
とりあえず満足です。102Lというサイズで機材が全部入るか心配だったけど、このサイズなら機材が倍に増えても全然平気。
別で保管しているスピードライトやバッテリーグリップも中に入れる予定です。
今回紹介したTWAIPOは現状ヤフオクでしか取り扱いが無いようなので、安心を求めるならOEMのHOKUTOをお勧めします。
日本語HPもあるので、メーカー保証も安心でしょう。
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